好奇心旺盛なのに成功しないのはビジョンが必要だから(成りたいことよりしたいことを薦める)

目次
好奇心旺盛な人が成功しない理由
①私は、○になる。
②私は、○がしたい。
③私は、○をする。
この中で成功するのは、③の人です。
①と②は、具体的なデザイン(設計図)が頭の中にないからです。
いろんなことに興味を持ったり、関心が多い人の頭の中は、①と②が非常に多いです。
「好奇心旺盛」と聞くとポジティブに思えるせいか、積極的なイメージを与えるけど、行動しないまま空想で終わることがほとんどです。
そういう私も実は同じです。
新幹線の運転手になりたい、歌手になりたい、宇宙飛行士になりたい・・・
いろんな夢がありました(笑)
結局、「なりたい」というのは、
Wish(夢)であって、
Vision(目標)ではないから
夢のままでは成れないのです。
なので、最初に、「ポジティブとポジティブ思考は別物」だと理解しておく必要があります。
「行動する」という点において、この思考のチェンジが最初です。
物事の手順をすっ飛ばして、ただの思いつきを、ひらめきとか直感とか、あたかも自分に何かが降臨したかのように捉えてしまうと、抽象的なものを具体的に言語化できなくなり、ひらめきとか直感とか、インスピレーションっていう美辞を好むようになります。
この状態を「空想」と言われます。
思いつきは空想から、直感は想像から生まれます。
偶然が3回続いたら、それはまぎれもなく、自分が同じ行動を起こした結果だから、どんな行動をした時にそうなったか?というのを明確にしておくだけでも、ポジティブからポジティブ思考にチェンジしやすくなります。
ポジティブとポジティブ思考の大きな違いは、
抽象的か論理的か
です。
なんとなく好き、
ではなく、
なぜ好きなの?
どこが好きなの?
どうして好きなの?
・・・
みたいに、具体的に言語化する癖をつけることで、ポジティブ思考に自然なっていきます。
なぜ、あの人は私を嫌うの?
ではなく、
なぜ私は、あの人が私を嫌っていると思うの?
たとえば、そういうのが、ポジティブ思考です。
思考によって脳は動く
③の「する」という動詞は今度、脳に伝わり、脳がしっかり目標実現に向けて起動してくれます。
逆を言えば、③以外、実際の脳は、目標実現に向けて効果的に起動してくれません。
なぜなら、「思考」が具体的な指示を脳に出さないからです。
やりたい、したい、だけでは、
どうやって?
が脳にはわかりません。
脳は、大小も、強弱も、損得も、善悪もわかりません。
思考が指示を与えてあげないと、脳は何もできないのです。
③の「する」という動詞は、私たちの脳に、強力な指示命令を下し、目標実現させる行動を効果的に生み出すために、過去というメモリを引っ張り出してきます。
いわば、思考は、プログラムだから、常に上書きしておかないと、脳というメモリも古いままになります。
視野が狭いとか、キャパが小さいっていうのは、「脳」のメモリが古いんですね。
それは、思考というプログラムをアップデートしていないからです。
何もしなくても時間は未来に向かう。
デジタルを使いこなせるからいいとか、アナがログ人間だから悪いとかという意味ではありません。
思考を上書きするのに、デジタルもアナログも関係ないので、自分のやり方で、新鮮で正確な情報を常に入れていくということです。
それは、人は情報によって思考が変化するからです。
目標実現のためにまず、自分の脳を目標達成に向けて、「起動する成功脳」に整えてしまうことが重要です。
この時、頭脳や才能は、思考の書き換えにまったく関係しません。
言い換えれば、頭脳(勉強ができる)ではなく、地頭(気づき)を良くするということでもあります。
気づきとは、
「ハッとする」とか、「我に返る」とか、「膝の皿を割る」とか、「目が覚める」とか、「襟を正す」とか、「地に足をつける」とか、そういった状態が、自分の中に起きる。
ということですね。
結果、「考えを改める」という状態が起こり、思考が変化します。
思考は自分の価値観に左右される
でも、損得や、勝ち負けで判断する癖があると、この「考えを改める」ということに、ものすごく抵抗感が湧いてきます。
なぜなら、損得や勝ち負けが判断基準にあると、自分が今まで信じてきたことを変えること自体、損した気になるし、負けた気になるからです。
だから、
思考のチェンジの前に必要なことは、自分の「価値観」を洗い出すことです。
価値観とは、自分が大切にしているものをいいます。
大切しているものを判断基準に人は、いろんな事を選択していきます。
たとえば、選べない時というのは、「失敗しないことが大切」だと思っているからじゃないの?ということです。
であれば、失敗の少ない、もしくは、失敗しても損失のないものを選べばいいということです。
たとえば、無料体験とか、お試しとか、レンタルとかですね。
とにかく、思考で大切なことは
動詞
です。
だから、
自分ができる範囲でまず動くことが最も重要です。
思考は、頭の中でおしゃべりしているうちは変わりません。
ビジョンは、
人生の意味と方向性を
与えてくれるものです。
それは、
あなたを突き動かし、
そのために問題や障害があっても、
自分を前に進ませてくれる
灯台のようなもの。
ビジョンを生きるとは、
あなたがあなたらしく生きる、
ということです。
この記事のアウトラインはこちらになります。
次回は、動詞に必要な「動作」について書いていきます。
この「動作」がないと動詞のまま、ビジョンは現実になりません。
山本真弓