幸せの選択-10「ちゃんと諦める」

大阪の阿倍野と奈良の吉野をつなぐ 青の交響曲(シンフォニー)という 近鉄特急ができて数年が経つ。


私は阿倍野で生まれ、 奈良に居場所を変えて十数年が経ち、 なんとなく自分の銀河鉄道に思えた。


旅をテーマにした独自の切り口で 他がマネできても絶対パクれない ポジションを作った十数年後、 私は青の交響曲に出会った。



吉野の青空で食べるおにぎりは 涙が出るほどおいしいが、

大阪に戻り御堂筋のカフェで クリームてんこ盛りの クレープを食べるのも大好き。


これが私の価値観だった。


私の基準は「静寂」で、 人生の7割は静けさを求め、 3割は賑わいを求めている。




私の周りの人たちも、 都会を求め郊外を選ぶ人が多い。


タワーマンションに憧れる 自分の安住の地は、 ベランダの窓を開けたら、 平城京が見える場所だった。


そこでしばらく過ごすと、 東京や大阪に行きたくなって、 行ったらまた奈良に帰りたくなる。


徐々に「日常」と「非日常」の バランスが取れるようになった。


山で感じた心地よさ、新しい気づき、 それらをひとつずつ「街にいる自分」 に取り入れるようになった。


高級車に憧れる自分は、 本当はパリに行きたいと知り、

パリに憧れる自分は、 本当はパリでエスプレッソが 飲みたかったと知り、


エスプレッソが飲みたい自分は、 本当はエスプレッソを飲む自分を 経験してみたかったと知る。



自宅でエスプレッソを入れて、 ベランダの窓を開け平城京を眺めると 奈良にある「パリ」を感じた。


舞台を作って私は何を得たのか、 最近はよくそう考える。


だが、いつも答えはひとつで、 この私を私のまま 好きになってくれる人だった。


だからタワーマンションより 高級車よりパリより創作や制作を選んだ。 演じる側ではなく作るほうが快感だった。


そして、作ったものは褒めてほしい。

だから売れるとか売れないとか 結局どうでもよかった。


ただ好きな人に褒めてほしかった。


Aができないなら Bで解消しようと切り替えるには、 Aをちゃんと諦めることが条件になる。

諦めるから忘れた頃にAが手に入る。

それが自然の摂理である。


それができてはじめて、 諦めたAを叶えてくれる人に出会い その人とは常に対等の関係になれる。

自分も学ぶからAができるようになる。

それがあなたを好きになる人である。

あなたを好きじゃなければ

できないことは、 あなたが諦めたことである。


#幸せの選択 #諦めたら叶う