方向性がわからない人へ、自分軸の作り方


自分の方向性がわからない人へ・山本真弓
あなたの歌を聞いた人は絆にお金を払うのです

目次


 

「やりたいことと×できること」に必要なものは?



たとえば、「歌を歌うのが好き」というのと、歌手になりたいというのは別物です。



「踊るのが好き」ということと、「ダンサーになりたい」というのも別物です。



好きなことというのは、社会性は必要ないので、自分が好きならそれでいいんです。



マイワールド、マイブームでいいんです。



でも、


歌が好きだから歌手になりたいというのなら、社会性が必要です。


この時の歌手になりたい理由は、「歌が好きだから」ですね。



つまり、


自分以外の何かに成るというのは、歌手でも先生でも社長でも、社会が認めた時、「成れた」となります。


ブランドとは、「あなたといえば歌手よね」ではなく、「歌手といえばあなたよね」と、周囲が歌手というイメージをあなたに持つ事です。




だから、


他者が持つイメージというのは、あなたの好き嫌いは関係ありません。



パンを作るのが好きだからパン屋になる、という図式はよくあるけど、ここに社会性がないと売れないわけです。



「好きこそものの上手なれ」ということわざも確かにあります。


それは、「好きなことなら努力できるよね」という意味です。



つまり、パン作りが好きな人の美味しくないパンより、パンを作るのは好きじゃないけど美味しいパンが作れる人は、何回か作るという経験をして美味しいパンが作れるようになったわけです。



やりたいことと、できることが一致していて、それが売れるのであれば言う事はないけど、現実は、そういう人の方が少ないわけです。



なぜなら、


買う側は好きなものにお金を払う。

からです。



つまり、

​①やりたいことと、出来ることが一致している

② ①が社会から求められている


この2つが自分にハマるのが一番いいわけです。


これは、何も経営に限った話ではなく、雇用でも同じです。


その会社でしか通用しないスキルは属人化にしかなりません。


転職したときに通用しにくいんですね。


やりたいこと×できること×どの会社も求めていること

それしかできないことをしていても、収入はあがりません。


 

「やりたいこと×できること」で、うまくいかない時



人は情報に欲望を喚起されて、なになにしたいと思います。



だから、やりたいと思うことは、絶対的なものとは言えません。



あなたがいろんな偶然の出会いの中で、~したいという願望が生まれて、いつの間にか内部化されて、自分の思いにすり替わっていないと言える根拠があるでしょうか?



何かをやりたくなる感情というのは、だいたい外の情報によって起こるもので、内側に最初からあるものなんてほとんどありません。



親のピアノを弾く姿を見た子供が弾いてみたくなるとか、自分が〇に救われたから自分も〇をやりたいとか、必ず外側に影響されます。




反対に、何回かいろんなことをやってる中で、できるという経験は、偶然では起こりえないことです。



もちろん、やりたいことができているんだったら一番いいんですよ。



でも人間には、やりたくないけどできることもあるので、そこも見てほしいんです。



私は、「あぁ、自分のやりたいことより、できる事の方が仕事になるんだ」と痛感して今があります。



仮にもし、私が小説家を目指すなら、やりたいことができていると言えるし、言葉を書きたいなら、ライターもあるわけです。



でも、


何度も言いますが、書きたい(やりたい)だけでは売れない。



で、小説を書きたいわけじゃなかった。


よくよく考えたら、記事を書きたいわけでもなかった。



ということが、ライターになった後でわかったんです。



言葉を動かすことがしたかったんですね。



カテゴリ的には、脚本です。



本来なら、ライターになる前にわかっておけば苦労しなくて済んだのに、と思います。



「挫折してやっとわかった」ということは、挫折しないとわからなかったということですね。




今、サラッと言ったんですが、挫折するって、お先真っ暗だから止まるしかないわけです。



頭を打たないとわからないのが、「やりたいことをしてるのに、どうして伸びないの?売れないの?タダなの?」ということです。




もっと厳しく言うなら、


やりたいことをやることと、やりたいことをやって売れることをイコールにするのは単なる自惚れ

ということですね。



私は頭を打った時、好きなことと、やりたいことは必ずしも一致するとは限らない、ということがわかりました。




つまり、自分の商品の専門分野を決める時や、どんなテーマで仕事をしていきたいのか?を決める時は、


やりたい事、やりたくない事の軸で考えるよりも、世の中があなたに求める「出来ること」を軸に考えるほうが成功は早い。

ということです。



これは、東進ハイスクールの林 修先生の言葉です。


自分の方向性を決める軸・やりたいことよりできることを
自分の方向性を見える化できる「やりたいことマトリクス」


先程までお伝えしたのは、横軸(やりたいこと×やりたくないこと)で見た場合です。



これで成功されている方と言えば、ホリエモンやジョブスですね。



どんなに失敗しても、自分のやりたいことをやり通す考え方です。




私もそう思う一人ですし、やりたいことをやり通して今があります。



というと、今まで話してきたことに矛盾します。



私の場合は、「急がば回れ」をして、やりたいことで食べて行けるようになりました。



挫折を自覚したのが、まだ40前半だったから出来たのかもしれません。



すぐに成果を掴みたいなら、やりたくないけど当たり前にできる事が、社会から求められる事でした。



林先生もそうだったそうです。



最初、出版の依頼が来たとき、うなぎとか天ぷらの話を書きたかったそうですが、全然売れなかったと言われています。



確かに、今、先生の本は、哲学系がいつもランキング上位ですよね。




私も、「やりたくない×できること」は、どんどんスキルアップしていきました。



お客様の困り事がそこにあるわけですから、解決したら喜ばれるのは当たり前なので、まず、喜んでいただくことがすごく重要なんですね。



喜んでもらえるから必要としてくれる。


あなたも、自分の仕事やライフスタイル(生き方)を決める時、


やりたいこと×やりたくないこと
できること×できないこと


の軸を利用してみてください。


 

どうなっている時が自分軸なの?




①~④に取り組むあなたが、自分軸で生きているということです。




情熱に置き換えると、


達成したいことのためなら、なんでもできるで!

という意気込みですね。



取り組むというのは、言われた課題をただやることじゃないですよ。



課題の中にある「それってなんで?」「それってどういうこと?」というふうに、疑問にもって、それも一緒に調べて、自分で解決している作業そのものを「取り組む」といいます。



最初は、しょーもない疑問でいいんです。


「明日は雨だから中止です」という連絡が来たとします。



それをそのまま「はい」だったら、成長がないんです。



雨ってなんで降るの?


そもそも降水確率ってどうやって決まるの?


そういう童心な気持ちですね。



わざわざ調べるんじゃなくて、「ついで」にできることですね。