マーケティングは店名をつけた時から、ビジネスは始め方で結果は決まっている

目次
かっこいい可愛いからという理由が売れない理由
例えば、「〇〇専門店」という店名にした場合に「〇〇」のキーワードがそのエリアで検索されているのに他店がつけていなければ、キーワードのブルーオーシャンを取ることができ、集客が容易になります。
検索時に確実に上位表示されるわけですから、当然そうなります。
誰も検索していない英語の店名や、造語の店名なんかは非常に集客が困難になるのは当たり前です。
ビジネスは始め方で決まっている、というのは集客の面でも言えることです。
あとで集客に困って、高額セミナーで勉強しても、広告屋に言いくるめられても、後の祭り、アフターフェスティバルになります。
もちろん、店名で集客できないことが分かった上で、そうした英語の名前をつけて、別の集客手段でカバーする計画があるなら、何も問題がないのですが、売れないという状態は、商品や価格のせいにすると、いつまでも、店名の問題に気づけません。
空想は「思いつき」を、直感とかインスピレーションとか、降りてきたとか、勘違いさせてしまいます。
ですが、直感というのは、想像の結果であり、想像とは、再現性から導き出された「こうなる」という結果が土台にあります。
思いつきは計画性がありませんが、直感は頭の中で骨組みが描かれているのが特徴です。
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自社の専門は何か?
なぜそれが専門だと言えるのか?
その専門は他店と何が違うのか?
競合は誰か?
競合ができないことで自社ができることはなにか?
店の名前を決める以前に、こういった「なぜ?」の答えと、その理由が必要です。
ビジネスをする手順
1)経営戦略
なぜそのビジネスをするのか?
市場、競合、顧客は?
ビジョン、ミッション、バリューは?
そして、それらは、なぜそれなのか?
ここでは、どんな価値を提供する会社なのか?を明言し、その理由を明確に説明できることが必要です。
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2)ビジネスモデル
売れる仕組みを作る
PL作成
ビジネスモデルとは、たとえば、富士通Japan「ビジネスモデルとは」の中で、コンセプト、デマンド、エンゲージ、バリュー、デリバリー、エクスペリエンス、といった単語が列挙されているように、それぞれ経営戦略で決めたことを事業に当てはめて図解していくということです。
3)ブランド戦略
ターゲットにどう思ってほしいか?
そう思わせるためのコンセプト、デザイン、カラー、ロゴ、キャッチコピー(コンテンツ)は?
自社を一言で表す、競合にないキーワードは?

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4)マーケティング戦略
Product(製品)
Price(価格)
Promotion(宣伝、広報)
Place(流通)
何を、いくらで、どのように宣伝し、どのように届けるか?
ここで重要なことは、2)のビジネスモデルと一貫させることです。
5)販売戦略
6)販売企画・設計
7)Webサイト構築
7は、実際、2~6の設計図をWebサイトに入れ込む作業です。
キーワードは、3と一貫していることが必要です。
8)販売
以上1~8の順番は、どれが欠けても売れ続けることはありません。
新規客を1名獲得するまでにかかる費用は、商品単価の5倍が「販売」の原則であることを考えた時、いかに既存客が重要かがわかると思います。
そのためにこそ、既存客へのアクションプランを同時に立てながら、1~8のどの部分を自社でやり、何を外注するかは、2の段階「ビジネスモデル」で明確にしたPL(損益計算書・収支計算書)で決定しておかなければなりません。
経営計画で立てる経常利益目標によって、自社でやるか、外注するかは決まると思います。